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経鼻インフルエンザ生ワクチン(フルミスト)について

[2024.09.10]

 皆様こんにちは、改めまして今年から接種可能となる経鼻インフルエンザ生ワクチン(フルミスト)に関してご説明をさせて頂きます。

 

今年度から、今までの注射ではなく、鼻から噴霧して入れるインフルエンザ生ワクチン(フルミスト)が日本でも使用出来る様になりました。

このワクチンはアメリカでは2003年から使用されている、安全なワクチンであり、従来の注射のワクチンと同等の効果が期待でき、以下の様な特徴があります。

 

  • 痛くない:鼻から噴霧するため注射の痛みがない
  • 効果が長い:数か月しか効果がない従来のワクチンに比べワンシーズン効果が持続する
  • 株が外れても効果が期待できる:インフルエンザは毎年流行するインフルエンザの種類(株)をいくつか混ぜたワクチンを打っていましたが、予想が外れると思った様な効果が得られない事がありました。しかしフルミストは生ワクチンであり、鼻粘膜に直接免疫を誘導するためワクチン株が実際の流行株と違ったとしても発症を軽減することが期待できる。

 

*対象*

本来は2-18歳の方が対象となりますが、本年は入荷数が限られており、出来るだけかかりつけの患者様が接種出来る様にさせて頂きたいため、当院では3歳―6歳までのかかりつけの患者様を対象にさせて頂きます。

 

*接種方法・回数*

1回接種(両鼻に0.1mlずつ噴霧)

 

*副反応・安全性について*

弱毒化してはいますが、生きたインフルエンザウイルスを接種するためインフルエンザ様症状が出る事があります。

また鼻の粘膜に投与する関係上、接種当日に鼻水や鼻づまりがある場合は効果が低くなることが予想されますので従来のインフルエンザ注射ワクチンをお勧め致します。

 

その他、接種不適当者(接種を受けることが出来ない方)は以下の通りです

  • 明らかな発熱(37.5℃以上)を呈している方
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
  • ワクチンの成分である鶏卵やゼラチンに対してナフィラキシーを呈したことがある方
  • 明かに免疫機能に異常のある疾患を有する方及び免疫抑制をきたす治療を受けている方
  • アスピリン服用中の方
  • 重度の喘息を有する方、また喘鳴の症状を呈する方

これらの事をご確認の上接種をご検討ください。

いんちょー

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